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ありがとさまでした。 [お知らせとか]

コタツ宇宙ライブ、無事終了しました。足を運んでくれたみなさま、音源を買ってくれたみなさま、ありがとさま。

マス・イメージというか、コマーシャリズムの台頭によって産まれた「わかりやすさ=よい」という図式から未だに逃れることのできない日本の様々な業界において、気がつけば、ポップとかサブカルという言葉自体、もうすでに白亜紀の化石のように古めかしく懐かしい響きを持ってしまう近頃。

90年代初頭に多感な時期を迎えた自分も、幸か不幸か、そうした二重構造の中で、およそ無意識に青春を送ってきたわけですが、きっとこのインターネット超普及のおかげで、現在、ますますカオティックに氾濫しつつある価値の時代のまっただ中にいると言えるでしょう。それ自体はけっして悪いことだとは思いません。便利であることはもちろん、むしろ、そのことによって、いかに自分の目や耳、肌で感じることが大切かって分かったり、自分自身で価値を見いだす喜びを感じとることができるわけですから。

それでも、やっぱり一言で片付けられてしまう物事が、今の世の中あまりにも多すぎるような気がして寂しい気持ちになることがあります。

特に、「暗い」「怖い」「キモイ」とかいう通り一遍なネガティブ表現に関して。

「美しさ」という表現一つとっても、そこにはいろんな感じ方や捉え方によって見えてくる世界がたくさんあると思うし、その分だけ、さまざまな形をしていると思います。それを自分なりの審美眼で感じとることができたとしたら、きっとそれは、それを感じとることのできた人の人生をとても豊かにしてくれるものだと思います。それが、個人個人の文学的表現の問題なのか、感受性の問題なのか、それは分かりませんが。

簡単に言葉にできないもの、意味なんてないものを形にしていきたいです。

タマイくん、素晴らしい踊りをありがとう。壱君、ステキな映像をサンキュー。
上村さん、どうも助かりました。


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